第21回SparkLabsレポート
みなさんこんにちは✨
第21回目のラボは
ANAシステムズ株式会社の鹿内 拓様をお迎えし、
「米国独立系エアラインコンサルにおける経験」
についてご講演いただきました。
鹿内様はこれまで国内線、国際線の需要予測システムの開発や運用を手掛け、
前回ご登壇時にお話いただいた際は企画部門に所属され、社員生産性指標の分析、
可視化を推進したのち、現在はデータサイエンスチームでご活躍なさっています。
【海外実務研修制度について】
● 研修計画概要としては、プロジェクトマネジメント×データアナリスト×エンジニア
×推進力が求められる
● 鹿内様が初の制度利用者
● 常駐先の企業はエアラインに関わるコンサルタント、ITシステム構築、
データマネジメントを柱として20年間の歴史を持ち、わずか5名強ながら
メジャーエアライン、空港等をクライアントに仕事をしている会社
プロダクト例
・発券データ分析システム(収入予測)
・需要予測システム
・機材最適化システム
・ジョイントベンチャーにおける収益性分析システム
【アメリカでの生活とボスからの教え、学んだこと】
● 寝る時間とお酒を飲む時間があれば勉強を(禁酒)
● 顧客に価値を提供し、自社が利益を得ることがビジネスの成功であるという
MBAの考え方を徹底的に教えられた
● 数字への責任と興味
● 正しい理解と説明
⇒ 自分が作ったプロダクトを説明できないのは言語道断である。
● 顧客との信頼関係
● 時間価値と生産性
⇒ 同じ失敗を二度繰り返すなど、無駄なことに対して強く怒られた。
● R&Dに取り組むこと
⇒ 一か所のためだけの最適化ではなく、他にも需要があるものの仕組みを意識して
作成する。
● Let' me research
⇒ "出来ない"という言葉を使った瞬間に思考が終わってしまうということ。
● 航空業界論文を毎日各章要約(途中で挫折とのこと。。。)
● TOEFLの教科書で正しい英語の勉強
【アメリカで行った仕事】
予約・発券データの正しい理解と活用
● 生データをSASでクレンジングし、新たな分析視点を自ら考え、デザインし、
顧客の収益貢献に活用するためのTableauダッシュボードを作成。
● SASについては最初の1週間で4000枚(A4)のコードを渡され、
明日までに1000ページずつ読んでこいというスパルタ習得。
● 既存の実績系システムに不足している分析要素を発掘し、
データを組み合わせることで新たな価値を生み出す観点を学んだ。
航空会社のKPIのコントロールを行うために実際に使用している
ダッシュボードをお見せいただきました。
● 研修先企業のプロダクトに鹿内様がダッシュボードメニューを
追加し貢献した。(従来はcsv抽出機能のみであった。)
● 分析者向けのものを路線担当者が一目で分かるダッシュボードを
TableauOnlineにて作成。
また、既存システムで提供していない差別化機能を提供するため、
● 国内線の単一路線の搭乗者数を一瞬で予測計算するシミュレーションプロダクトを
SASで作成。
日本のプロジェクト
アメリカでは日本のプロジェクトの推進も同時に行っていたという鹿内様。
アメリカにいながら、開発、運用の責任者となり、インドの会社の開発進捗についてまで
報告がいくという、聞いているだけで気が遠くなりそうなお話ですが、
日本時間(米国の18時~3時)で電話会議とメール中心に見ていらっしゃったそうです。
プロダクトの事例紹介では、実際のレポートの結果から見えたこと、
そこから必要な提案や現状についてリアルにお話いただきました。
【平日、休日のライフサイクル】
厳しいボスの要求に応えるため、
アメリカ、日本どちらの祭日もない状況で、平日も休日も力尽きるまで
仕事をなさっていた鹿内様。
カンザスシティは2杯までは飲酒運転が可能とのことですが、
明らかにそれ以上飲んでいる方が運転をして帰ったり、
マクドナルドで殺人事件が起きたり、治安は悪い地域だったそうです。
唯一の息抜きのプ―ルでは色々な人種の方と交流する機会があり、多様性を感じたとのこと。
チームに所属し、月70Km(!)泳いでいたそうです。
チップについて20%は払うものとして考えておいたほうがいいなど、
海外生活のマナーについても教えていただきました。
とにかくストイックすぎる生活に、聴いていて身が引き締まる思いでしたが、
オフィスやアパート、日々の食事や生活の写真を見せていただき、
鹿内様のアメリカ生活の楽しい(と見受けられる)部分についても垣間見ることができました。
想像を絶する鹿内様のアメリカでの仕事時間とスパルタぶりに驚愕しましたが、
アゼストメンバーには多大な感銘を受けている者もおりました。
TEDのような、人生観の変わる貴重なお話でした。
鹿内様のご登壇に心から感謝いたします。
記事作成者:浜名
第21回目のラボは
ANAシステムズ株式会社の鹿内 拓様をお迎えし、
「米国独立系エアラインコンサルにおける経験」
についてご講演いただきました。
鹿内様はこれまで国内線、国際線の需要予測システムの開発や運用を手掛け、
前回ご登壇時にお話いただいた際は企画部門に所属され、社員生産性指標の分析、
可視化を推進したのち、現在はデータサイエンスチームでご活躍なさっています。
【海外実務研修制度について】
● 研修計画概要としては、プロジェクトマネジメント×データアナリスト×エンジニア
×推進力が求められる
● 鹿内様が初の制度利用者
● 常駐先の企業はエアラインに関わるコンサルタント、ITシステム構築、
データマネジメントを柱として20年間の歴史を持ち、わずか5名強ながら
メジャーエアライン、空港等をクライアントに仕事をしている会社
プロダクト例
・発券データ分析システム(収入予測)
・需要予測システム
・機材最適化システム
・ジョイントベンチャーにおける収益性分析システム
【アメリカでの生活とボスからの教え、学んだこと】
● 寝る時間とお酒を飲む時間があれば勉強を(禁酒)
● 顧客に価値を提供し、自社が利益を得ることがビジネスの成功であるという
MBAの考え方を徹底的に教えられた
● 数字への責任と興味
● 正しい理解と説明
⇒ 自分が作ったプロダクトを説明できないのは言語道断である。
● 顧客との信頼関係
● 時間価値と生産性
⇒ 同じ失敗を二度繰り返すなど、無駄なことに対して強く怒られた。
● R&Dに取り組むこと
⇒ 一か所のためだけの最適化ではなく、他にも需要があるものの仕組みを意識して
作成する。
● Let' me research
⇒ "出来ない"という言葉を使った瞬間に思考が終わってしまうということ。
● 航空業界論文を毎日各章要約(途中で挫折とのこと。。。)
● TOEFLの教科書で正しい英語の勉強
【アメリカで行った仕事】
予約・発券データの正しい理解と活用
● 生データをSASでクレンジングし、新たな分析視点を自ら考え、デザインし、
顧客の収益貢献に活用するためのTableauダッシュボードを作成。
● SASについては最初の1週間で4000枚(A4)のコードを渡され、
明日までに1000ページずつ読んでこいというスパルタ習得。
● 既存の実績系システムに不足している分析要素を発掘し、
データを組み合わせることで新たな価値を生み出す観点を学んだ。
航空会社のKPIのコントロールを行うために実際に使用している
ダッシュボードをお見せいただきました。
● 研修先企業のプロダクトに鹿内様がダッシュボードメニューを
追加し貢献した。(従来はcsv抽出機能のみであった。)
● 分析者向けのものを路線担当者が一目で分かるダッシュボードを
TableauOnlineにて作成。
また、既存システムで提供していない差別化機能を提供するため、
● 国内線の単一路線の搭乗者数を一瞬で予測計算するシミュレーションプロダクトを
SASで作成。
日本のプロジェクト
アメリカでは日本のプロジェクトの推進も同時に行っていたという鹿内様。
アメリカにいながら、開発、運用の責任者となり、インドの会社の開発進捗についてまで
報告がいくという、聞いているだけで気が遠くなりそうなお話ですが、
日本時間(米国の18時~3時)で電話会議とメール中心に見ていらっしゃったそうです。
プロダクトの事例紹介では、実際のレポートの結果から見えたこと、
そこから必要な提案や現状についてリアルにお話いただきました。
【平日、休日のライフサイクル】
厳しいボスの要求に応えるため、
アメリカ、日本どちらの祭日もない状況で、平日も休日も力尽きるまで
仕事をなさっていた鹿内様。
カンザスシティは2杯までは飲酒運転が可能とのことですが、
明らかにそれ以上飲んでいる方が運転をして帰ったり、
マクドナルドで殺人事件が起きたり、治安は悪い地域だったそうです。
唯一の息抜きのプ―ルでは色々な人種の方と交流する機会があり、多様性を感じたとのこと。
チームに所属し、月70Km(!)泳いでいたそうです。
チップについて20%は払うものとして考えておいたほうがいいなど、
海外生活のマナーについても教えていただきました。
とにかくストイックすぎる生活に、聴いていて身が引き締まる思いでしたが、
オフィスやアパート、日々の食事や生活の写真を見せていただき、
鹿内様のアメリカ生活の楽しい(と見受けられる)部分についても垣間見ることができました。
想像を絶する鹿内様のアメリカでの仕事時間とスパルタぶりに驚愕しましたが、
アゼストメンバーには多大な感銘を受けている者もおりました。
TEDのような、人生観の変わる貴重なお話でした。
鹿内様のご登壇に心から感謝いたします。
記事作成者:浜名